有名なWordPressテーマ、JINとSANGO。どちらにするか迷っている人も多いんじゃないかなと思います。
私はJINとSANGOの両方をつかっています。
JINはポップな見た目、SANGOはスタイリッシュな見た目のサイトになる傾向にあります。
(もちろんカスタマイズによって、雰囲気は変更可能です。)
JINもSANGOでも言えることですが、かんたんにブログがつくれて、ユーザーが多いことから、似たようなブログがあるのは事実です。
そこで両方使って感じたJINとSANGOそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
JINは難しいことがわからなくても、はてなブログのようにかんたんにブログの枠組みができます。
SANGOは使いやすいショートコードがたくさんあって、知識が深い上級 ユーザーも多くてネットの情報も豊富なので、サイトを自由に設計できます。
最近はブロックエディタに対応しているCocoon、THE SONIC、SWELLがおすすめです。
JIN+CARATとSANGO+PORIPUの基本的な違い
JINにもSANGOにも専用プラグインがあり、JINにはCARAT、SANGOにはPORIPUがあります。
値段比較
PORIPUの強化版、PORIPU tearsは4,980円です。
JINもSANGOも複数サイトで使用できます。
JINもSANGOもどちらも使いやすいです。
- JINは管理画面と呼ばれる記事を作成したり、設定する画面がとても見やすいです。
- SANGOはマニュアルがとてもわかりやすいので、マニュアルに沿って設定すれば、かんたんに設定が終わります。
JINはボックスなども実際のデザインを見ながら入力できます。
SANGOには「All ShortCode of SANGO」という無料のプラグインを使えば、実際のデザインを確認しながら入力できます。
専用プラグイン CARAT・PORIPUほか
CARAT(JIN)
JINの専用プラグインCARATの拡張機能、プラスアルファの機能はプラグイン「AddQuicktag」などを使って自分でカスタマイズしないとかんたんに使えるようにはなりません。
PORIPU(SANGO)
SANGOの専用プラグインPORIPUの拡張機能、プラスアルファの機能は入力画面でクリックでかんたんに入力できるようになります。
では次からJINとSANGOの具体的な違いについて見ていきます。
SANGOサポーター(SANGO)
SANGOとPORIPUの装飾などの操作がかんたんにできるようになるプラグインです。
All ShortCode of SANGO(SANGO)
「All ShortCode of SANGO」はSANGOの基本的な機能を直感的に操作できるようになる無料のプラグインです。
デザイン比較
見出しデザイン
JIN | h2…10種類、h3…7種類、h4…4種類 |
---|---|
SANGO | 37種類 |
見出しデザインの設定がかんたんなのはJINです。
JINの方が選択肢が少ないのですが、クリック一つで変更ができます。
見出しの色はサイト設定で決めた色で自動で設定されます。
見出しをオリジナルデザインで設定したい場合も専用の入力画面があります。
ボタンの種類
JIN | 4種類+カスタムボタン |
SANGO | 68種類 |
JINはクリックでかんたんに挿入できるボタンは4種類しかありません。
でずが、自分でカスタマイズできるボタンもあるので、ボタンの種類は無限大です。
[alert title=”JINのボタン”]JINのボタンは少し表示崩れがあるので、CSSでカスタマイズ推奨です。
➢ 【アクセスアップに向けたカスタマイズ】WordPress JIN CSS変更点 まとめ[/alert]
SANGOの場合、自分ではカスタムする必要のないほどたくさんのボタンがあります。
「All ShortCode of SANGO」でクリックひとつで簡単に挿入できます。
ボックスデザイン
JIN | 20種類 |
SANGO | 35種類 |
JINのボックスデザインの方がポップです。
JINのボックスは余白が大きいので、そのまま使うと文章の折り返しが多くなってしまうので必要に応じて自分でCSS等で調整した方がいいてす。
目次
対応しているプラグイン
JIN | 「Table of Contents Plus」 |
SANGO | 「Table of Contents Plus」「Easy Table of Contents」 |
JINもSANGOも「Table of Contents Plus」というプラグインに対応しているので、プラグインを入れるだけで美しい目次を表示させることができます。
ただこの「Table of Contents Plus」というプラグインは更新されていないやや古いプラグインのため、セキュリティに不安がないわけではありません。
更新されている「Easy Table of Contents」の方がおすすめだと言えます。
JINは余白を多めにとっているので、少し余白を調整した方が見やすい目次になります。
JINもSANGOも「Table of Contents Plus」を導入していれば、カスタマイズで別のデザインに変更することも可能です。
トップへ戻るボタン
JIN | パソコン・スマホで別々に表示・非表示の設定はできない。 |
SANGO | パソコン・スマホで別々に表示・非表示の設定できる。 |
JINでもSANGOでもトップへ戻るボタンはクリック一つでかんたんに設定できます。
ですが、JINの場合は表示・非表示の選択はパソコンとスマホで共通の設定にしかできません。
私は「パソコンでは表示、スマホでは非表示」にしたかったので、SANGOに変更して満足しています。
アイキャッチ画像の表示非表示
JIN | 記事ごとに表示非表示は選べず、一括でしか変更できない |
SANGO | PORIPUで記事ごとに表示非表示ができる |
PORIPUではさらにアイキャッチ画像のデザインを変更できます(2種類)。
パンくずリスト
JIN | 下 |
SANGO | 上 |
JINとSANGOではパンくずリストの位置が違います。
内部リンク
JIN |
|
SANGO |
|
SANGOは内部リンクが3種類あるのが便利。
参考 ➢ マクリンブログのようなトップページを実現するカスタマイズ方法【SANGO限定】
外部リンク
JIN | 外部リンクはリンクカード表示できない。 |
SANGO | 外部リンクをリンクカード表示できる。 |
JINでは外部リンクをリンクカード表示したい場合は、phpをいじるか、プラグインを使う必要があります。
SANGOではおしゃれな外部リンクカードを表示できます。
機能比較
吹き出し
JIN | 個別に吹き出しの枠と背景色を設定可能。 |
SANGO | PORIPUで吹き出し背景色の変更可能(一括で変えられます) |
JINは個別に吹き出しの入りと背景の色を変えられます。色はグレー・ブルー・レッド・イエロー・グリーンの5色です。
また、JINにはデフォルトで男性女性のシルエットの吹き出しがセットされているので、画像を用意しなくても口コミみたいな吹き出しアイコンが使えます。
SANGOでは吹き出しの枠と色はCSSで変更可能です。
➢ コピペ一発!SANGOの吹き出しの色を変えるカスタマイズ
SANGOはPORIPUで吹き出しの枠と色が変更できます。色は左側と右側でそれぞれ固定です。吹き出しの色を変更したいときは、一括で変更できます。
シェアボタン
スマホ固定フッターのシェアボタン
JIN | スマホの固定フッターにシェアボタンは設置できない |
SANGO | スマホの固定フッターにシェアボタンは設置できる |
JINでは公式ではスマホの固定フッターにシェアボタンを表示させることはできません。
Twitterなど単独で載せることになります。
スマホスライドメニュー
スマホのスライドメニューを呼び出すメニューマーク()の下に「MENU」の文字を表示させるには、CARATかPORIPUを買うかまたはCSSでカスタマイズする必要があります。
JINでは自動でスマホのスライドメニューが設定されます。そのため、カスタマイズ性は低いです。
SANGOはHTMLで手打ちする必要があります。ですが、そのため自由に自分のブログにあったスライドメニューを作成できます。
ヘッダーアイキャッチ
JINはアップロード後のアイキャッチのサイズを変更することが可能です。
SANGOではCSSで変更します。マニュアルがとてもわかりやすいので、キレイにヘッダーアイキャッチ画像を設置できます。
アイコン(FontAwesome)
[safe title=”MEMO”]
FontAwesomeとはといったアイコンのことです。たくさん種類があります。
[/safe]
JIN | FontAwesome、オリジナルアイコン |
SANGO | FontAwesome |
JINもSANGOもFontAwesomeに対応しています。
また、JINはFontAwesomeを使わずにオリジナルアイコン(52種類)で設定することも可能です。
広告管理画面
JINは広告管理画面が独立しています。
また、「sponsored link」などの文面を入力すれば、設置したすべての広告に反映される、細やかな設定があります。
PORIPUを使えば、記事内にも広告を設定することもできます。
また、インフィード広告の設定は、JINはコードを広告の大きさなどを自分で設定する必要がありますが、PORIPUであればコードを入れるだけでOKです。
パソコンとスマホで異なる広告を表示
JIN | CSSカスタマイズが必要 |
SANGO | ショートコードあり |
パソコンとスマホでは当然ですが画面の大きさが異なるため、パソコンとスマホで違う広告を表示させてたいな、と思うこともあるかもしれません。
JINではCSSでカスタマイズする必要があります。私はやり方がわかりません。
SANGOではショートコードが用意されているので、かんたんに異なる表示をさせることが可能です。
[mobile]ここにモバイルでのみ表示させたいコード[/mobile]
[pc]ここにPCでのみ表示させたいコード[/pc]
タイムライン
タイムラインは以下のような表示の事です。
[timeline]
[tl label=’STEP.1′ title=’タイトル1′] 中身1 [/tl]
[tl label=’STEP.2′ title=’タイトル2′] 中身2 [/tl]
[tl label=’STEP.3′ title=’タイトル3′] 中身3 [/tl]
[tl label=’STEP.4′ title=’タイトル4′] 中身4 [/tl]
[tl label=’STEP.5′ title=’タイトル5′] 中身5 [/tl]
[/timeline]
JIN |
|
SANGO |
|
タイムラインはSANGOは標準で使えますが、JINでは別途プラグインCARATを買わないと使うことができません。
また、JINでタイムラインをかんたんに使えるようになるには、自分で「AddQuicktag」等に登録する必要があります。
SANGOでは無料のプラグイン「all short code of sango」を導入するとかんたんに記事に入れることができます。
アコーディオン
[open title=’アコーディオンボタン’]
アコーディオンボタンをつかえば、文章を見え隠れさせることができます。
[/open]
JIN | なし |
SANGO | あり |
JINではアコーディオンをつかうことはできません。
SANGOではタイムラインと同様、無料のプラグイン「all short code of sango」を導入するとかんたんに記事に入れることができます。
CTA
JIN | 記事作成と同じビジュアルエディタ・テキストエディタで作成できる |
SANGO | 画像挿入やボタン設置がかんたんにできる |
JINは記事作成と同じ編集画面(ビジュアルエディタ・テキストエディタ)なので、サクサクとCTAを作成できます。
SANGOはHTMLを手打ちする必要がありますが、クリックで画像を挿入できたり、ボタンが設置できるようになっています。
ウィジェット
おすすめの記事
JIN | 動くウィジェットが使用できる |
SANGO | ウィジェットは動かせない |
JINの大きな特徴で他のテーマとの差別化になっているポイントのひとつかな?と思うのが、動くウィジェットでおすすめの記事を記事上に配置できる点です。
動かせるので、たくさんの記事を表示させることができてユーザーニーズにマッチした案件も表示させられやすい印象です。
SANGOもPORIPUを使ってかんたんにおすすめ記事を記事下に配置させることができますが、動かすことができません。
人気記事
JIN | プラグイン「WordPress Popular Posts」が必要 |
SANGO | プラグイン不要 |
JINではプラグイン「WordPress Popular Posts」を使う必要があります。ですがこの「WordPress Popular Posts」はサイトのスピードが重くなると言われています。
PORIPUではプラグインを使わないで、人気記事を表示させることができます。
プロフィール
JIN | テーマJINのデフォルトでかんたんに設定できる |
SANGO | 有料プラグインSANGOサポーターでかんたんに設定できる |
JINではサイドバーのプロフィール欄をほとんどHTMLを使わなくても設定できます。
SANGOだとHTMLをつかって手打ちする必要があります。
有料プラグイン「SANGOサポーター」を使えば、HTMLのようなごちゃごちゃした文字で打たなくても、プロフィールを設定できます。
管理画面
JIN |
|
SANGO |
|
SANGOにJINの項目がないからといって設定できないわけではありません。外観から設定することが可能です。
最初は、SANGOは設定が「階層の下の方にあるから探しにくくて大変」って感じましたが、基本的には頻繁には設定変更しない項目は見える部分になくても全然問題ないことに気がつきました。
まとめ
「SANGOはおしゃれすぎて使いこなせない」という意見もありますが、私はJINがポップで可愛すぎて使いこなせませんでした。
JINもカスタマイズで雰囲気を変えることは可能ですが、私にはそんな知識はありませんでした。
また、JINは初心者や超すごい人がユーザーに多く、カスタマイズ記事が少ないのも悩みでした。
JINもSANGOもどちらもいいテーマです。
最近はブロックエディタに対応しているCocoon、THE SONIC、SWELLがおすすめです。
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