住宅をローンで購入しました。
住宅購入の際に、住宅ローン以外にも得できる制度が「すまいの給付金」です。
関連 ➢ すまいの給付金|国土交通省
お役所関係の申請なので、書類をスタンプラリーのように集めていく必要があります。
面倒といえば面倒。
ですが、順番に準備していくしかありません。
[note title=”この記事では”] 実際に我が家ですまいの給付金を申請したので、その流れと失敗しやすい注意点についてまとめています。[/note]
すまい給付金とは
制度名 | すまい給付金 |
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目的 | 消費税率引上げによる住宅取得者の負担の緩和 |
対象年収 | 年収510万円以下 ※家族構成によって異なる |
条件 |
|
すまい給付金とは住宅購入者の負担を減らすために創設された給付金制度です。
住宅ローン減税の効果が小さい収入の少ない住宅購入者に給付金が支給されます。
すまい給付金は、消費税率引上げによる住宅取得者の負担をかなりの程度緩和するために創設した制度です。消費税率8%時は収入額の目安が510万円以下の方を対象に最大30万円、10%時は収入額の目安が775万円以下の方を対象に最大50万円を給付するものです。
出典元:国土交通省-「すまい給付金」
共働き夫婦のすまいの給付金
共働き夫婦の場合、すまいの給付金は個別に算出します。
今回我が家では、「本人受領」「住宅ローン利用」の申請書「新A-1」で申請しました。
「新A-1」での申請
- 本人受領
- 住宅ローン利用
参考 ➢ すまいの給付金 必要書類
すまいの給付金の申請に必要な書類
すまいの給付金の申請 必要書類一覧
住民票 | 市役所、マイナンバーカードで印刷 |
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建物・土地の登記事項証明書 | 法務省(郵送1週間程度) |
個人住民税の課税証明書 | 市役所など(窓口即日) |
不動産売買契約書 | 自宅保管(契約時の書類) |
住宅ローンの金銭消費貸借契約書 | 住宅ローンを組んだ銀行(住信SBI銀行) |
住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書・建設住宅性能評価書・住宅瑕疵担保責任保険法人検査実施確認書 | 自宅保管(契約時の書類) |
参考 ➢ すまいの給付金 必要書類
住民票
「住民票」の発行は市役所やマイナンバーカードをお持ちであればコンビニ等でも発行可能です。
建物・土地の登記事項証明書
「建物・土地の登記事項証明書」の発行は法務省に依頼します。
関連 ➢ 登記事項証明書等の請求にはオンラインでの手続が便利です|法務省
窓口・郵送・ネット請求があります。
[note title=”この記事では”]一番負担が軽いのか、法務省のサイトではネット請求押しです。笑[/note]
我が家ではネット請求で申請。
ネットで申請後、Pay-easy(ペイジー)で支払いました。
Pay-easy(ペイジー)は銀行のATMから支払いができます。
私はゆうちょのATMから支払いました。
私の場合は、平日火曜日の20:00頃に申請し、2日後に木曜日に郵便で届きました。
関連 ➢ ATMでペイジーが使える金融機関の一覧
個人住民税の課税証明書
「個人住民税の課税証明書」は市役所などで発行してもらいます。
「個人住民税の課税証明書」+「お住まいの市町村名」でネット検索すると、入手方法が確認できると思います。
ここで注意点が一つ。「個人住民税の課税証明書」の証明書の発行年度に注意してください。
発行してもらう発行年度は以下の表のように決まっています。
例)平成30年3月(1~6月)に引越の場合
課税証明書の発行年度は「平成29年度」になり、対象となる収入期間は「平成28年度」になります。
そのため、課税証明書を発行してもらう市町村は「平成29年1月1日」に住所を置いていた市町村になります。
例)平成30年8月(7月~12月)に引越の場合
課税証明書の発行年度は「平成30年度」になり、対象となる収入期間は「平成29年度」になります。
そのため、課税証明書を発行してもらう市町村は「平成30年1月1日」に住所を置いていた市町村になります。
引越し前の住所が今住んでいるところより遠い場合には、各自治体のルールに沿って、郵送等で書類を入手する必要があります。
不動産売買契約書
「不動産売買契約書」我が家では「土地付区分建物売買契約書」という名前でした。
参考 ➢ 不動産売買契約書
すまいの給付金の問い合わせ窓口に確認したところ、「土地付区分建物売買契約書」の中から建物に該当する部分のコピーがあれば良いとのことでした。
変に足りないと面倒なので、すべてコピーしました。
住宅ローンの金銭消費貸借契約書
「住宅ローンの金銭消費貸借契約書」は住宅ローンを組んだ銀行に発行してもらいます。
ここで注意点が1つ。
住まいの給付金を申請する際に「住宅ローンの金銭消費貸借契約書」の控えではNG×の場合があります。
「住宅ローンの金銭消費貸借契約書」の確認項目に「消印済みの収入印紙」があります。
そのため、金融機関によっては控えだと「消印済みの収入印紙」がない場合があります。
住信SBI銀行の場合は、「住宅ローンの金銭消費貸借契約書」の控えにも「消印済みの収入印紙」があるため、すまいの給付金への提出書類として使えます。
依頼して、約1週間後に到着するとのこと。
私の場合は2月21日の夕方に依頼をして、2月26日に簡易書留で到着しました。
関連 ➢ 〔住宅ローン〈ネット専用〉〕 住宅ローンの契約書控えを発行してもらえますか?
金融機関によっては控えでは申請できないので注意。
住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書・建設住宅性能評価書・住宅瑕疵担保責任保険法人検査実施確認書
以下の3種類の書類の中から、手元にある書類を1つ提出します。
- 住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書【コピー】
- 建設住宅性能評価書【コピー】
- 住宅瑕疵担保責任保険法人検査実施確認書【原本】
マンションを購入した我が家では、建設住宅性能評価書が手元にあったので、コピーして提出しました。
契約書はすべてのページをコピーして提出した方が無難。
住まいの給付金の振込は1.5~2か月後
すまいの給付金申請時の注意点
繰り返しになりますが、すまいの給付金の申請の際の注意点をまとめました。
課税証明書の発行年度
発行してもらう課税証明書の発行年度に注意をしてください。
住宅ローンの金銭消費貸借契約書
「住宅ローンの金銭消費貸借契約書」は「消印済みの収入印紙」が確認できる書式である必要があります。
金融機関の書式によっては、控えではなく原本の必要があるので要注意。
窓口での相談は予約が必要
すまいの給付金の窓口での申請の注意点としては、「事前予約が必要」なことです。
サポート窓口が限られている都道府県は予約がいっぱいで、希望の日時で予約が取れない!という場合もあるので気を付けてください。
住まいの給付金の振込は1.5~2か月後
すまいの給付金は申請後の書類の審査が行われます。
申請内容に不備がない場合は、申請受付から給付金の振込まで1.5~2か月程度かかります。
内容に不備がある場合にはさらに時間がかかります。住まいの給付金の申請窓口から連絡がくることもあります。
詳細 ➢ すまいの給付金|申請受付後の流れ
書類に不備があった場合:我が家の失敗事例
我が家では書類の不備があり、修正して2回目で申請が完了しました。
- 住所記載ミス
- 添付書類不備
①住所の記載ミスに関しては、シンプルに市町村名を抜かしていただけでした…
②添付書類の不備に関しては「住宅ローンの金銭消費貸借契約書」で該当しているのが表紙のみと判断して、表紙のみをコピーして送付したところ、該当箇所は1~2ページ目でした。
添付書類系はめんどうでも、全部コピーして添付した方が無難です。
不備のあった場合は不備委の指摘箇所を記載した書類とともに、返送用の封筒が送られてくるので、この返送専用書類で修正した書類を送ります。
すまいの給付金の申請で住宅ローン控除の減額
すまいの給付金を申請すると住宅ローン控除が減額になります。
減額金額は最大で1年あたり300円。住宅ローン控除10年間で3,000円が住宅ローン控除より減額になります。
まとめ:すまいの給付金申請は一つ一つていねいに
すまいの給付金の申請に必要な書類の準備の流れと注意点でした。
ちょっと面倒ではありますが、注意点に気をつけてひとつひとつ確実にこなせば、なんとかなります。
ちゃっちゃと済まして、給付金を受け取っておきましょう。
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