投資信託は投資なのでリスクがあります。
投資のリスクって怖いイメージがある。
投資のリスクは一般的な”リスク”とは意味が違うのでご注意。
正しくリスクを理解してムリのない投資を。
投資って安全なの?リスクとリターン
参考:リスクとリターン|投資の時間|日本証券業協会
投資のリスクとは?
投資信託のリスクとは「運用の成績(リターン)の成果に振れ幅がある」こと。
- リスクが大きい…価格変動が大きく、得する可能性も損をする可能性も高い
- リスクが小さい…価格変動が小さく、得する可能性も損をする可能性も低い
投資のリスクとリターン
投資信託のリスク(振れ幅:得も損もする可能性)とリターン(投資成績:利益)はトレードオフの関係です。
- リスク(得も損もする可能性)を下げると、リターン(利益)も下がる
- リターン(利益)を上げると、リスク(得も損もする可能性)も上がる
投資のリスクの種類
投資のリスクにはいくつか種類があります。
- 信用リスク
- 価格変動リスク
- 為替変動リスク
- カントリーリスク
信用リスク
- 株式
- 債券
株式
株式の場合、投資した会社が将来も存続している可能性もあれば、破綻している可能性もあります。
債券
債券の場合、投資した債券が元本の払い戻しや利子の支払いが約束通りに行われる可能性もあれば、会社の経営状態の悪化や国の財政破綻などによって、支払いが滞ったりできなくなる可能性もあります。(デフォルトリスク・債券不履行リスク)
価格変動リスク
株式・債券・投資信託のような価格が変動する金融商品は、換金するときの支払い額が支払い額よりも上回る可能性も下回る可能性もあります。
為替変動リスク
外国の通貨で取引される外国株式・外国債券・外国投信には、「為替変動リスク」があります。
為替変動リスクとは、外国為替レートの変動により、換金・満期時に円での手取り額が購入したときの金額を上回る可能性も下回る可能性もあるということ。
外国為替レートとは、日本の通貨(円)とほかの国の交換の割合のこと。
カントリーリスク
株式・債券・投資信託にはその国の信用リスクである「カントリーリスク」もあります。
インスタやTwitterでは米国株投資が人気ですが、アメリカだけを投資先にするのはカントリーリスクがあります。
投資のリスクを減らす(リスク分散)
できるだけ投資のリスクを抑える方法が「分散投資」です。
- 資産の分散
- 地域の分散
- 時間の分散
参考:投資のリスクを減らすポイントは「分散投資」と「長期投資」 | C.投資する | 一般社団法人 全国銀行協会
資産の分散
金融資産には株式、債券、不動産、金、外貨など色々あります。
異なる資産を持ち「資産を分散」させることで、各資産の「価格変動リスク」をカバーします。
例えば一般的に、株式や債券は異なる値動きをするといわれています。
地域の分散
一か国に集中投資するのではなく、複数の地域や通貨を組み合わせて「地域の分散」をすることで、投資対象の資産が存在している国や通貨、地域の状況などによる値動きのリスク「カントリーリスク」を下げます。
時間の分散
投資信託や外貨預金はときに急騰や暴落することもあります。
つみたて投資でコツコツと投資のタイミングを分散「時間の分散」をすることで「価格変動リスク」を下げます。
自分のリスク許容度を知る
投資をするときに「どの程度リスクを引き受けられる」が「リスク許容度」です。
自分にとってリスクの大きすぎる投資は、金銭的に日々の暮らしを圧迫してしまったり、精神的に追い詰められてしまう可能性があります。
個人のリスクは家計の状態や性格によって変わります。
お気軽にコメントどうぞ