冷暖房の効率を上げるのに効果的なのが、窓の寒さ対策をすること。
理由は、暖房の約48%が窓から逃げてしまうと言われているからです。
窓の寒さ対策の中でも、特に効果が高いのは二重窓。
リフォームしないとできないと思われがちな二重窓ですが、二重窓キットでかんたんに作成できます。
原状復帰できるので、賃貸でもDIY可能。
二重窓にした結果、窓の近くの温度が8℃もアップして、窓際のイヤなひんやり感がなくなりました。
エアコンの暖房設定温度も22℃から20℃に下げられて、暖房費の節約効果もあります。
部屋の温度が下がりにくくなったので、朝5時に暖房をつける前でも18℃と、「寒くて朝起きるのがツライ」がなくなり、本当に快適です。
二重窓キットをつかった二重窓の作り方と二重窓の断熱効果についてまとめています。
暖房の48%・冷房の%が窓から逃げる
暖房の約48%が窓から逃げてしまうといわれています。
冬のヒント「窓と冷気」 | 窓辺のヒント~快適・健康的な暮らし~ | YKK AP株式会社
そのため、窓の断熱対策は冷暖房効率アップの効果が高く、冷暖房費も大きく節約できます。
断熱すると、冬は暖かくなっても、夏は暑くなるんじゃないの?
夏は外の暑い空気が家の中に入ってきにくくなるので、冷房効率のアップし、冷房費の節約にもなります。
部屋の断熱対策することで、暖房費だけでなく冷房費も節約できます。
窓の断熱対策
窓の断熱対策の方法はいくつかあります。
- 二重窓(内窓の作成)
- 厚手のカーテン・ハニカムスクリーン
- すきまテープ
- 断熱テープ
この窓の断熱対策の中でも二重窓は、「空気で断熱層を作れる」ことと「すきまをなくせる」ことから、断熱効果が非常に高いです。
二重窓のメリット
二重窓には、断熱以外にも様々なメリットがあります。
- 窓の近くの温度を約7.7℃改善
- 電気料金を25~35%削減
- 結露防止して防カビ対策
- 防音にもなる
- カットして両面テープで貼るだけ
- 賃貸でも取り付けOK
- リフォームするより安い
二重窓の作成
では、実際に二重窓の作成について、まとめていきます。
二重窓の作成方法
二重窓を作成する方法は大きく2つ。
- リフォームをする
- DIYをする
リフォーム
リフォームはコストも時間もかかるため、手軽にはできません。
また、マンションの場合は規約により、窓のリフォームは認められていないこともあります。
参考:マンション・集合住宅の窓リフォーム | マンションリフォームから探す | リフォーム | YKK AP株式会社
DIY
DIYなら、二重窓簡易作成キットもあり、DIY初心者でもかんたんに作成できます。
実際に我が家でも、二重窓キットでマンションの窓に内窓を作ることができました。
プラダンをポン置きしてもいいけど、長い目で見たらふつうの窓のように開け閉めできるような窓を設置した方が、使い勝手がいいと思います。
二重窓作成キット
今回の二重窓の作成には、アクリサンデーの二重窓作成キットを利用しました。
- サッシ材
- 窓枠材
- ポリカーボネートの板
Amazonで安いと思ったキットはサッシ材と窓作材だけでポリカーボネートの板は別売りでした。よく読まないと逆に高くなる可能性があるので要注意です。
もちろん、自分で各材料を準備してもOKですが、この場合は寸法を自分で考えて決める必要があります。
二重窓キットなら、説明書に各材料の必要な長さの計算方法が載っているので、説明書通りに寸法をカットするだけでミスなくピッタリと内窓を作成できます。
面倒な寸法決めを自分でしなくていいのが、二重窓キットの最大のメリットです
キットを使った二重窓作成の条件
二重窓キットを使う場合に満たしておく必要がある条件があります。
- 3cm以上すきまをとれること
- cm以上の差がないこと(ゆがみがないこと)
二重窓作成のために準備するもの
- プラスチック用カッター
- 油性ペン
- メジャー
- プラスチックハンマー
- マスキングテープ
- チタンはさみ
私はカッターを使うのがこわかったので、ポリカーボネートの板はよく切れるハサミで切りました。
二重窓の作成の流れ
- 窓の寸法を測る
- サッシ材・窓枠材・ポリカーボネートの板をサイズを測って切る
- ポリカーボネートの板に窓枠を取り付ける
- サッシ材を窓に貼る
- 貼ったサッシに作成したポリカーボネートの窓を取り付ける
窓の寸法を測る
窓の縦・横・ななめの寸法を測ります。
サッシ材・窓枠材・ポリカーボネートの板をサイズを測って切る
それぞれの材料の必要な長さを計算して、その計算結果にあわせて各材料を切ります。
ポリカーボネートの板に窓枠を取り付ける
ポリカーボネートの板に窓枠を取り付けます。
少し硬いので、トンカチで軽く叩いて押し込むと速いです。
サッシ材を窓に貼る
サッシ材を両面テープで窓に貼っていきます。
両面テープがはがれなくなるのがイヤなので、マスキングテープを貼ってから、両面テープをつかいました。
貼ったサッシに作成したポリカーボネートの窓を取り付ける
貼ったサッシに作成したポリカーボネートの窓を取り付けます。
完成です。おつかれさまでした。
二重窓の効果
- 窓付近の温度が8℃アップし、窓際のイヤな寒さがなくなった
- 暖房の設定温度2℃低下で、暖房費の節約
- 朝5時、暖房をつける前でも室温18℃、寝起きが寒くてツライがなくなった
窓付近の温度が8℃アップし、窓際のイヤな寒さがなくなった
商品紹介の説明のとおり、窓際の温度が℃から℃と8℃アップ。
二重窓作成前は窓際にいるとひんやりと寒さを感じましたが、二重窓設置後はイヤなひんやり感がなくなりました。
暖房の設定温度2℃低下で暖房費の節約
部屋の暖房効率が上がった結果、暖房の設定温度を2℃下げることができました。
一般的に、暖房の設定温度を1℃下げると、電気代を約5~10%節約できると言われています。
2℃下げた我が家は最大で20%の電気代節約効果があったよ
参考:暖房の設定温度は何℃が理想?秋冬でも電気代を節約しながら快適に過ごすコツ | DAIKINストリーマ研究所 | ダイキン工業株式会社
朝5時、暖房をつける前でも室温18℃、寝起きが寒くてツライがなくなった
今、朝5時起きしています。
二重窓にする前は朝5時の室温は14℃でしたが、二重窓にしたら暖房をつけなくても18℃。
朝寒くて起きるのがツライ…がなくなって、快適になりました。
まとめ:二重窓で寒さ対策と暖房費の節約
二重窓キットを使えば簡単に二重窓を設置できます。
実際に設置したところ、冷暖房効率がアップして節電効果があることがわかりました。
電気代の節約に二重窓は効果的!
ぜひ、以下のキットを使って、二重窓を設置してみてください。
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