私はコンタクトの度数が近視度数-5.00とか-6.00、乱視度数-3.00とか-4.00と結構目が悪いです。
特に乱視が強めなためか、メガネをかけた矯正視力でも1.00は見えません。0.8が限界?
メガネをかけても結局ぼやけるし&ゆがんで見えずらいし疲れるので、メガネは苦手。
最近、スマホやワイヤレスイヤホンなど、身の回りの物を“ちょっと良いもの”に変えたら、日常の満足度が劇的に良くなったので、「じゃあ、メガネもちょっと良いものにしてみよう」と思い検索して知ったのが「認定眼鏡士」というメガネのプロ。
認定眼鏡士さんにめがねを作ってもらったらメガネは「クリアな視界・フィット感最高・似合うおしゃれなフレーム」と快適すぎて生活の質の向上が半端ない。
高いものがいいとは限らないけど、大事なものにはある程度のお金をかけて質を担保するのは価値ある投資になると実感。
「認定眼鏡士さんの良さを広めたい…!」と思ったので、認定眼鏡士さんでのメガネを作成した体験談をまとめてみました。
認定眼鏡士さんは全国にいらっしゃいます。
メガネのプロ”認定眼鏡士”さんにメガネを作ってもらった感想をまとめています。
関連 ➢ お近くの認定眼鏡士・会員を探す|公益社団法人 日本眼鏡技術者協会
メガネは疲れるからニガテ…
メガネを作るときには、メガネ屋さんや眼科で視力を測定してメガネを作りますが、この視力の測定に「認定眼鏡士」というメガネのプロがいることを知りました。国家資格らしいです。
「認定眼鏡士制度」
安心を提供できるスペシャリスト
メガネは、単によく見えるとかお洒落だけではなく、使用し続けても疲れず快適・・・など様々な条件が融合してこそ、視生活を守る大切な道具となります。
それだけに適切な視力測定、使用目的やライフスタイルにあったレンズ選定、フレーム選び、フイッティング調整、レンズレイアウトなど専門的で複雑な技術が必要となります。
しかし、一般の方々がその技術レベルを判断することは容易ではありません。そこでメガネ販売にたずさわる人の知識や技術を審査認定し、一般の方々にわかりやすくしたのが公益社団法人 日本眼鏡技術者協会による「認定眼鏡士制度」です。
出典元:認定眼鏡士とは|公益社団法人 日本眼鏡技術者協会
調べてみると、近所のチェーン店に認定眼鏡士さんがいるお店があったので、ちょっと奮発して眼鏡を作ってみることに。
最近はJINSやZoffで安くメガネが作れるけど、しっかり作ったらかけ心地がいいメガネになるかな?と期待して。
結果的には4万円のメガネにしたもの、フレームによってはレンズ込みで1万円くらいの価格帯のメガネもあったので、メガネ屋さん=高いわけではなさそう。
今回はフレームが気に入ったのと、眼鏡士さんに敬意をはらう意味で4万円のにしました。
- 和真メガネ アリオ葛西店
- パリミキ 南砂町SUNAMO店
- Zoff お台場サンウォーク店
- メガネスーパー ららぽーと豊洲店
- パリミキ 麻布十番店
- パリミキ 新大久保駅前店
- メガネスーパー 駒澤大学駅前店 …
関連 ➢ お近くの認定眼鏡士・会員を探す|公益社団法人 日本眼鏡技術者協会
丁寧なカウンセリング
認定眼鏡士さんに依頼するには事前予約が必要なのかな…?と調査がてらお店に行った平日の夕方、たまたま認定眼鏡士さんの手が空いていたので、視力検査開始。
一応、電話で事前に予約を取っておいた方が安心な気がします。認定眼鏡士さんがお休みの日もあると思うので。
ちなみに、認定眼鏡士という仰々しい(ぎょうぎょうしい)名前だったので、初老?執事?みたいな年配を勝手にイメージしていましたが、そこのお店の認定眼鏡士さんは丸メガネのこじゃれた男性でした。
アンニュイな雰囲気がすてきだった ←
知らなかったのですが、正確な視力を測りたいなら、コンタクトは付けない状態で視力をはかりに行った方がいいそうです。
結局、私はコンタクトの影響が不安だったので、後日もう一度測定をすることにしました…
メガネを作りに行くときはコンタクトをしないのが理想…失敗でした…
認定眼鏡士さんは「どんなシチュエーションで使いたいメガネか」といったことを丁寧にヒアリングしてくれました。
- 日常でがっつり使う?
- 車の運転はする?
- パソコン作業は何時間くらいする?
私は「土日の家で使う用のメガネで、一日の中でパソコンは8時間以上見ます~」といった感じで回答しました。
本当は「休日はパソコンで12時間くらいですかね」なんては言えず。。
用途にあわせたメガネを作るといいそうです。
家用なら少し弱めとか。強ければいいってもんでもないらしいです。
視力検査も細かくていねい
視力測定もシンプルCの字の空きや放射状の線を見るだけでなく、点々の集まりや十字と丸の重なりを見たり、近くも確認したりと30分くらいは測定していました。
認定眼鏡士さんの何がスゴイって「こっちの方が見やすいですか?」がすべて合っていたこと。
ランドルド環の向きにはななめもあって当てられず、しっかり見えてないことがバレてました… カンで答えるのダメ…
きめ細やかに視力検査をした後に、あのがちゃがちゃしたメガネで店内を見まわしてみると、クリア!明るい!目に圧迫感を感じない!ブレが少ない!と満足感のある仕上がりに。
いつもがちゃがちゃしたメガネは「レンズが複数でバラバラだから見えにくい、1枚のレンズとして実際に出来上がったらもっと見やすくなります」って説明を受けるのに、がちゃがちゃメガネの段階で快適ってすごい。
メガネの度数があっていなかった
できあがったメガネの度数を聞いてみると「右目は近視も乱視も今使っているメガネより弱くしました」と。
えっ…どういうこと?
原因はわかりませんが、2年前に測定した時よりも右目の近視と乱視が弱くなっている=目がよくなっているとのこと。
だから使っていたメガネでは過矯正で度数が強すぎたため見えにくかったみたい。
1年前からハードコンタクトを使っていたので、もしかしたら角膜の形状が少し変わったのかも?原因はわかりませんが…
メガネはバランスも大事
私は左右の度数差がある眼なのですが、左右差のある場合は左右のバランスも重要になってくるらしく、目の悪さ通りにめがねを作ってしまうと疲れることもあるらしい…
難しすぎるでしょ、メガネ…
しっかりと教育を受けた認定眼鏡士さんはこの辺のメガネのバランスのとり方を知っているみたいです。
実はクセがある眼だった
さらに今回のメガネづくりで知らなかった事実が発覚。実は私は「隠れ外斜視」でした。
外斜視とは、右眼か左眼どちらかの視線が外側に向かっている状態です。いつも外斜視になっていれば恒常性外斜視、外斜視が出現する時と出現しない時があれば間欠性外斜視です。
出典元: 外斜視 | 日本弱視斜視学会
斜視って黒目が真ん中にいない目ですね。(ざっくりした説明)
私の目は無意識で補正してふつうの位置にしているんだって。気が付かなかったよ。だからちょっと疲れやすい。
小さいころからまぶしがったり、片目をつぶるクセは外斜視が原因だったんだ…
私はそこそこ補正能力があったので、メガネに斜視の補正の機能は追加しませんでした。
ちなみに外斜視はミステリアスな雰囲気になる…とか?
まさかの童顔丸顔チビ+ミステリアスという売れないタレントレベルのキャラ渋滞っぷり。
認定眼鏡士さんがいうには、明確な原理はわかってはいないけど外斜視の場合、ブルーのカラーレンズを使うとラクになると言われました。
確かにブルーレンズごしだと見やすい!…なぜ?
今回選んだフレームにはブルーのレンズはあわなかったので見送りましたが、家用のメガネはブルーにしてもいいかもしれないなと思ってます。
ブルーレンズの装用効果は論文で報告がありました(論理的な考察はありませんね)
間歇性外斜視 における内田ブルーカラーレンズの装用効果をみるために、装用前後の斜視角、病 態の変化、立体視、片眼つぶ りや差明について比較検討を行 なった。対象 は手術既往のない間歇性 外斜視19例 、間歇性外斜視術後残余斜視23例 。 斜視角は間歇性外斜視では近見58.0%、 遠見73.7%、 術後残余斜視では近見47.8%、 遠見21.8%に 減少傾向を示 した。病態は斜位斜視が正位または斜位に移行 しやすかった。立体視 は間歇性外斜視 の近見にて改善効果が高かった。片眼つぶ りや差明は間歇性外斜視は全症例で、術後残余斜視は50% に改善がみ られた。内田ブルーカラーレンズは間歇性外斜視の治療 に有用であると考える。
出典元: 内田ブルーカラーレンズによる間歇性外斜視の装用効果
似合うフレームを選んでもらって&長さや角度を細かく調整
私は童顔丸顔のためなのか、メガネで笑いが取れるくらいメガネが似合わないのです。
教育ママっぽくなったり、もっさり陰キャ感が出たり…(あっこれは中身か
でも、認定眼鏡士さんが「これとかこれとかどうですか?」と渡してくださったのは、どれもこなれた感が出ていいカンジ(自分基準)
童顔丸顔でも似合うフレームはある!
メガネ選びが楽しかったの初めてです。
フレームも細かく調整してもらった
私、耳の位置が左右で非対称なのか、メガネが平行にならない…
しかも眼鏡レンズにまつ毛が当たるので、すぐに視界不良になる…
実際にフレームをかけて確認してもらいながら細かくフレームの長さや角度を調整をしてもらいました。
フィット感がいい全然おちてこないメガネになりました。
5日間でメガネのできあがり
メガネは5日後にできあがるとのこと。
乱視のメガネって時間がかかるイメージだったけど、最近は早いんだ。
取りに行って、かけ心地の最終確認をして完了。
クリアな視界・フィット感最高・似合うおしゃれなフレーム
こんなに納得のいくメガネがいままでなかった…!最高に満足のいくメガネができました。
コンタクトレンズより見やすいです。
メガネのプロ、認定眼鏡士さん最高&最強
JINSとかZoffを否定するわけではありません。(というかJINSにもZoffにも認定眼鏡士さんがいらっしゃる店舗もあります)
シンプルで軽い近視とかであればさくっとメガネを作ってもぜんぜん問題ないと思います。
でも、強めの近視・乱視・遠視・斜視・左右差がある…とちょっとクセのある目だったり、「どうもメガネは疲れてニガテ…と」いう自覚症状がある場合には、一度しっかりと視力検査をして“しっくりくるメガネ”をつくってみるのもありだと思いました。
クリアな視界になってストレスが劇的に減りました♪
同じ度数で量販店でも作ったけどかけ心地が悪い
「このスペシャルなメガネをフレーム違いでほしい」と思った私はケチって後日JINSで「同じ度数でメガネをつくってください」とお願いしたところ、できたメガネは度数が一緒にもかかわらず、ゆがみが強くて目は疲れるし、頭は重くなるし…で全然ダメでした。
プロの技術力ってスゴイ(語彙力)
まとめ:投資すべきはメガネ
よく考えたら「目で物を見る」って起きているあいだじゅう、ずっと行っている行為。
数千~数万円をケチって毎日16時間小さなストレスをため続けるのはコスパが悪くて損をしているかもって思いました。
メガネが数万円って高いなって思いましたが、今回買ったメガネは4万円。安いところで買うと1万円で金額差は3万円。メガネの寿命は3年間なので、計算すると
30,000円÷3年÷365日=27.4円/日(1.71円/時間)
1日あたり27.4円で起きている時間を快適にできるって考えたらぜんぜん高くない。
見やすいディスプレイとかないかな、とか探してる場合ではなかった。
投資すべきはメガネ。認定眼鏡士さん万歳。
関連 ➢ お近くの認定眼鏡士・会員を探す|公益社団法人 日本眼鏡技術者協会
お気軽にコメントどうぞ