投資信託の購入・保有・売却時に手数料などのお金がかかります。
- 購入時の販売手数料
- 信託報酬
- 解約時の信託財産留保額
参考:投資信託にかかる手数料とは? 基本の手数料について解説!|ほくぎんマネーのツボ | 北陸銀行
販売手数料
販売手数料は、投資信託を購入するたびにかかる手数料のことです。
販売会社によっては、手数料のかからない投資信託、ノーロード商品もあります。
つみたてNISAの対象商品は販売手数料ゼロのノーロードです。
信託報酬
信託報酬とは、投資信託の運用・管理にかかる費用のことです。
投資信託を保有しているあいだは、ずっと支払い続けます。
別途支払うのではなく、信託財産の中から「純資産総額に対して何%」といった具合に毎日差し引かれます。
投資信託の種類によって信託報酬は異なりますが、一般的に年0.5~2.0%くらいです。
特定の指数への連動を目指すインデックスファンドの方が、ファンドマネージャーが厳選するため手数料がかかるアクティブファンドよりも信託報酬が低い傾向にあります。
参考:信託報酬│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券
信託報酬はどの販売会社で購入したかに関係なく、目論見書に記載されている年率の値が日割りされ、基準価額の計算時に費用として信託財産から差し引かれます。
信託報酬のちがいによる運用成績の差
グラフは、投資信託が0.1%と0.4%のときの運用成績の計算結果です。
毎月の積立金額は5万円、想定利回りは3%の条件です。
信託報酬が0.3%と違うと、30年間で150万円も変わる可能性があります。
解約時の信託財産留保額
信託財産留保額とは、投資信託の換金(解約)時の手数料のことです。
換金時の投資信託の基準額に対し、0.2~0.3%程度。
差し引かれない投資信託もあります。
信託財産留保額は、手数料のように運用会社や販売会社の利益にならず、換金時に換金代金から差し引かれ、投資信託に残す財産になります。
ファンドを換金する人が負担した信託財産留保額は、基準価額の上昇という形で、継続保有している人が受け取るかたちになります。
信託財産留保額を設定することで、短期売買をできるだけなくし、投資信託の運用を安定させる意味もあります。
参考:「信託財産留保額」って何?|ふくろう教授の投資信託ゼミナール
参考:『信託財産留保額の正体』 信託財産留保額のあるファンドを選ぶのもあり?:投資信託 – みんかぶ(投資信託)
気にしたいのは信託報酬
投資信託にかかるお金の中でも、気にしたいのは信託報酬。
投資信託を保有しているあいだ、毎日かかるため、運用成績にも少なからず影響があります。
似たような銘柄を含んでいたり、同じような運用成績なら、信託報酬が低い方を選ぶとよいかもしれません。
私は同じ指数に連動するファンドなら、信託報酬が低い方を選んじゃってます
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