遺伝でもない、生活習慣由来でもない、原因不明の病気になった私は現在、毎月40,000円の医療費がかかっています。
でも、保険支給はゼロ円。
医療保険もおりなければ、公的保険も適用されていません。
実際に高額な医療費がかかる病気になって感じた医療保険の必要性についてまとめます。
[note title=”この記事では”] 毎月高額医療費を払うことになって感じた医療保険の必要性についてまとめています。[/note]クリックできる目次
病気は突然に:自分が悪くなくても
私は現在、病気の治療中です。
病名は関節リウマチ。
関節リウマチは原因不明の病気です。
「遺伝しやすい?」「喫煙が悪影響を及ぼす?」さまざまことが言われていますが、発症原因がわかっていない病気です。
現に私自身も親戚にはリウマチ患者はおらず、喫煙等もしておらず、健康診断はいつも問題ありませんでした。
自分が病気になるなんてまったく想定しておらず、本当に突然の事でした。
コラム:関節リウマチとは?
[safe title=”information”]関節リウマチは「自分の免疫が自分の関節やその他の臓器を、細胞を細菌やウイルスと勘違いして攻撃する」病気です。
自分で自分傷つける状態です。そのため
- 関節に激痛…常に体が炎症を起こしている状態
- 微熱や倦怠感…常に免疫が作動している状態
毎日、関節に炎症があって、しかも風邪をひいたときの微熱や倦怠感があります。
結構えぐいです。
[/safe]月40,000円 高い医療費負担
関節リウマチは数年前までは、ただひたすら病気が進行するのを受け入れるしかない病気でした。
最近、特効薬が開発され「寛解」という症状が落ち着いた状態にすることが可能になってきています。
しかし、この注射薬が1本20,000円、自己負担3割で6,000円かかります。
その他のもろもろの薬代で3万円、毎月副作用が出ていないか確認するために1万円と、毎月4万円ほどの医療費がかかります。
ですが、医療保険からの給付金はゼロです。
残念ながら、公的保険も給付ゼロです。
医療保険の給付は入院や入院後の通院補償がほとんど
医療保険の多くが「入院」や「入院後の通院」に対して給付金が支給されるものがほとんどです。
関節リウマチの治療は、症状が進行し、関節が変形して手術を行わない限り、入院をすることはありません。
どんなに高額な医療費がかかっても、入院をしなければ、医療保険に補償はしてもらえないのです。
高額療養費制度の支給額は年収に合わせて
医療費の公的保険として「高額療養制度」があります。
「高額療養制度」の支給額は収入によってかわります。
ざっくり言うと、44,400円以上の医療費がかかった場合は、超過した医療費に対して支給を受けることができます。
[jin-iconbox07](例) 月100,000円の医療費がかかった場合、100,000-44,400=55,600円が支給されるので、自己負担額は44,400円になります。[/jin-iconbox07]私の医療費負担額は月40,000円程度。
1か月に50万かかるとかだったら、支給されるんですけどね。
毎月コンスタントに医療費がかかるので、支給基準は満たしませんでした。
医療保険は不要?ムダ?
医療保険は不要でしょうか?ムダでしょうか?
私は自分が病気になったからこそ、できるだけ若いうちに適切な医療保険に入った方がいいと思います。
理由は
- 適切な保険に加入していれば、突然のケガやがん・生活習慣病の補償になる。
- 病気になると保険に入れなくなる。
しっかり準備して保険に入っていれば保険の見直しは不要です。
もし未加入だったりしっかり検討して保険に加入していないのだとしたら、早めに保険を見直して見た方が良いと感じます。
医療保険は支え
特に若いうちは、突然のケガや病気での出費は金銭面でも精神面でも大きなダメージになります。
20代で病気やケガになった場合、治療費を払えない可能性もあります。
私の後輩(24)は、スノボで見知らぬ人に衝突されて2週間入院する大けがをしました。
医療保険の適用があったから保険金が支給されたものの
考えただけでぞっとします。
保険は得するものではない、医療費の積み立て
もし、ガンになったら…?
[chat face=”manb1.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]とてもじゃないが、治療費が高すぎて治療を選択できない。[/chat]先進医療の費用(技術料)は全額が自己負担!
先進医療 技術料(1件当たりの平均額)
重粒子線治療 3.086917円
陽子線治療 2,635,433円
特にガンは治療費がかさみます。
また、払えたとしても、経済的な不安が残る可能性も考えられます。
ただでさえ、ケガや病気の時は精神的にも辛いもの。
そこにさらに経済的な不安がプラスされる状況は良いとは思えません。
保険は「ケガや病気になった時に得をする」のは、なかなか厳しいと思います。
私は保険に対して、若い今の自分を守るために将来の自分に助けてもらうようなイメージを持っています。
病気になったら良い条件の医療保険に入れない
持病持ちの医療保険料はムダに高い
「リウマチだから生活習慣病にかかりやすい」といった因果関係があるわけではないのですが…
持病持ちはリスクがあるとみなされるので、持病があっても入れる保険は保険料が高いです。
もし、保険金が支払われるとなったときの給付金額を考えると、
という保険もあります。
今のあなたは健康かもしれません。
という考えもあると思います。
ですが、数年後「家族も増えたし医療保険に入りたい。」と思った時に健康かどうかはわかりません。
保険は必ず損をする商品をするわけではありません。
医療保険に入っておけば良かった…とならないために:医療保険の選び方
会社の保険を確認
私自身は会社の保険がしっかりしていたので、自身では医療保険には未加入でした。
結果、私は会社の保険に助けられています。
会社勤めの方は、まず会社の保険の内容を確認してみましょう。
保険の内容によっては、保障が十分で、個人で保険に加入しなくても大丈夫な場合があります。
住宅ローンの医療保険を確認
住宅ローンに加入している方は、団体信用生命保険に加入していると思います。
団体信用生命保険の内容によっては、ケガや病気の保障をカバーしている場合もあります。
私の加入している住信SBIネット銀行の住宅ローンは疾病保障が手厚いので、別途医療保険には加入していません。
(というか、金利が安い!ということだけでなく、ケガや病気の保障が手厚く、保険料の節約にもなると考えて、住信SBIネット銀行の住宅ローンにした面もあります。)
団体信用生命保険に加入している方は、補償内容を確認してみてください。
詳細 ➢ 住信SBIネット銀行|全疾病保障《無料》の住宅ローン
保険は頻繁に見直さない
医療保険の選び方については、私自身の経験に基づいた個人的な考え方です。”絶対”ではありません。更新型か?終身型か?どっちを選ぶべき
個人的に更新型よりも終身型の医療保険を選びたいと考えます。
一般的に保険は若いほど保険料が安いです。
更新型の場合、更新するたびに年齢はどんどん上がるので、より保険料の高い保険へとシフトしていくものがほとんどです。
それどころか、次の更新の時には、自分の健康状態が悪くなっているかもしれません。
若いころから保険に入っていたにも関わらず、保険料はどんどん値上がりし、しかも保険に加入できない可能性すらあります。
保険は見直せば見直す程、損をする可能性が高くなります。
保険はできるだけ若いうちに、その時に一番自分にあった条件の良い医療保険に入っておくのがベストだと思います。
終身払い込みと○歳払い込み完了
医療保険は①一生涯払い続ける終身払い込みと②60歳や65歳で払い込みが終わる○歳払込完了の大きく2種類あります。
(例)チューリッヒ保険の終身医療保険、30歳女性
30歳で終身払いを選択。80歳まで生きるとして50年間支払い。
月々1,797円×12か月×50年間=1,078,200円
30歳で55歳払込満了を選択。25年間支払い。
月々3,716円×12か月×25年間=1,114,800円
保険料はご自身の条件や保険内容によって異なります。詳しくはチューリッヒ保険をご覧ください。
チューリッヒ保険の終身医療保険の場合、30歳女性で保険に加入すると、82歳以上長生きしたら、終身払いよりも55歳払込満了の方が安くなります。
長生きした方が余計な出費がかさむというのもなんだかやるせないですし、高齢でも支出として保険料を払い続けるのはリスクがあります。
私は月々の保険料は高くなりますが、一生涯払う保険料を抑えられる可能性があるので、できるだけ短い期間で払い込みが完了する保険を選んだ方がよいと思います。
おすすめの医療保険の条件
- 終身保険
- ○歳払込満了
医療保険を考える
全体的に、店舗や営業による人件費が少ないネット保険がやはり保険料は安いですね。
保険や節約の特集の雑誌を見ても、1位2位はオリックス生命とチューリッヒ生命です。
私はどちらも資料請求を行いました。
会社と住宅ローンの団信、持病等を考えて、内容を検討した結果、保険加入はしませんでした。
資料請求を行うと、その後大量の電話や郵送による勧誘がくるかな?と思いましたが、資料請求の半年後や1年後にその時の条件にあった保険の情報が郵送で届くだけでした。
より保険会社の見分け方で判断すると、いい保険会社はソニー生命保険なんですが、完全オーダーメードの保険です。
いきなり、ソニー保険に相談すると、ちょっと保険の相場観がわからなくて不安、という方もいらっしゃるかもしれません。
その場合には、まずはお近くの保険ショップ(保険見直し本舗)やネットの保険相談(保険見直しラボ)で自分の状態や状況にあった保険を相談してみると、勉強になると思います。
詳細 ➢ かんたん店舗検索|保険見直し本舗
まとめ:医療保険と真剣に向き合ってみよう
保険は必要以上に入らなくてもいいと思います。
だからといって「医療保険は完全にムダ」「節約のために保険は解約しよう」というものでもないと思います。
あなた自身の家庭環境や健康状態に合わせて「ちょうどいい保険」を選んでみてください。
詳細 ➢ かんたん店舗検索|保険見直し本舗
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