1度転職を失敗して2回転職することになった私が感じた「転職は慎重に」のウソとホントとは?
「転職エージェントは求職者を転職させてなんぼ」なはず。まるで反面教師のように「転職は慎重に」という意図は何なんだろう。
[note title=”この記事では”]転職サイトが語る「転職は慎重に」のウソとホントや意図について、実際に転職して感じた見解についてまとめています。[/note]
転職は慎重に
最近、転職サイトのCMで「転職は慎重に」とあえて言っています。
転職サイトは転職推進派なはずなのに、なぜ?
転職で1度失敗している私としては、違和感を感じてしまいました。
”転職は慎重に”の意図
私は1回目の転職活動では、転職後の環境に納得できず、結果として1年経たずに2回目の転職を行いました。
満足いく転職が出来なかった最大の原因は、大手の転職エージェントを使うとありがちな「転職することが目的の転職活動」を行ってしまったからです。
とても当たり前のことですが、転職は「転職すること」が目的ではありません。
転職して「自分の好きな会社で働くこと」が目的です。
ですが、転職希望者が転職エージェントから受ける説明は「とりあえずたくさんの会社に応募しましょう」「内定を獲得する人の平均応募数は○○です」というのが一般的です。
また、転職活動は3か月で行うのが、”通常”だと転職エージェントから言われます。
すると、4か月過ぎて内定がもらえないと、転職活動に焦りが出てきます。
焦って、ブラック企業に疲れ切っていた私は、焦りから「そこそこ良い条件の会社」に転職をしました。
結局、事前説明と異なる職務内容や職場環境だったので、再転職することにしました…
判断ミスをとっても後悔しました。
「転職は慎重に」といっているCMのエージェントは最大手ではなく、2番手の企業ですからね。
最有名エージェント会社を利用して失敗した人を多く見ているので、最大手エージェントと差別化して自社の「転職先をしっかり開示する」良さをアピールしている、「転職は慎重に」のCMの意図はそんなところかと思っています。
- 「転職活動」は積極的に。
- 「転職先決定」は慎重に。
転職に失敗した経験から、「転職先を決める」時は慎重に行うべきです。
ですが、「転職活動」を始めるのに慎重である必要はありません。
むしろ、「転職するぞ!」と意気込まないで、転職の情報だけは手に入れておきながら、「好きな会社」に出会えたら面接を受ける「ながら転職」がおすすめです。
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在籍期間1年で2度目の転職
私は20代で2回転職しており、在籍企業は3社目になります。
2つ目の会社は在籍期間1年間です。正直なところをかなり短い在籍だと思います。
なぜ、こんな短期間で2度目の転職を行ったのか?
その原因は簡単で「転職先の企業に不満があったから」です。
具体的な不満はとてもシンプルです。
「転職前に聞いていた企業の情報と実際の内容が異なっていたからです」
転職して後悔
私は1回目の転職でブラック企業から脱出することができました。給与もそこそこ上がり、全く負荷のかからない業務内容になりました。
そういった意味では ”今よりいい会社” という条件と言えるかもしれません。
ですが、私は転職する上で外せないポイントがありました。
それは、①自分が成長できる環境であるか、と②給与アップが見込めるかの2点です。
転職前に確認しましたが、結果として入社後に①②のどちらの条件も満たしていないことがわかりました。
転職で失敗しないためには
内定条件は転職エージェントに確認するのではなく、書面でもらいうのが基本です。
②給与アップの件は、私は1回目の転職の際に、転職エージェントから「給与テーブルの伸びが見込め、希望している給与には十分到達する」といった説明を受け、メールで残ってはいます。
でも、本当に給与テーブルがしっかりしているのであれば、会社の給与テーブルの情報が出てきます。2回目の転職では給与テーブルの情報が得られました。
情報が出てこないというのは、「なにか不都合がある」という場合がほとんどです。
転職エージェントは転職希望者と同じ立場で仕事をしているわけではありません。
転職エージェントは味方ではない、敵でもない
転職エージェントは味方ではありません。では敵でしょうか?敵でもありません。
転職エージェントはビジネスパートナーです。
転職エージェントは利害が一致した際に、とても強い味方となってくれます。
じゃあ、どういうときに転職エージェントは強い味方になってくれるのか?
それは、転職価値がある人物だと認めてもらうことです。
自分の転職価値
でも、自分には転職市場で価値があるのか?今まで大した仕事してこなかったしな。と思ってしまいます。
1回目の転職の時には、私も「自分の転職価値はそこまでないかもしてない」と思っていました。
でも、「自分の業務の棚卸」を行うと、自分がふだん行っている仕事の仕方や経験が、実は転職市場で価値のある「他社でも十分に通用するスキル」であったりします。
転職できる力があるのか?と思ったら転職のタイミング
私は、社内政治を乗り切るような能力を必要とされるような職場にいました。
そのため、前の職場で得られるスキルというのは「本当に仕事ができるようになる」というよりは「社内政治で生き残る」というものがほとんどでした。
でも、今、違う職場環境、他の会社で冷静に振り返って考えると「あのまま会社に残っていたところで成長は見込めなかった」と思います。
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今、自分が大した仕事の能力を持っていないかもと感じるのであれば、今置かれている環境で成長できる限界にきているのかもしれません。
そのまま現環境に居座ったところで得られるものは果たしてあるのか…?
今の環境に不安や疑問があるのであれば「まずは軽く行動してみる」というのはありです。行動してみて、そちらに違和感があるのであれば、そもまま進まずに引き返せばいいので。
何も動かないとそのままになってしまいます。使えない人間まま、成長が止まった状態で40代50代になってしまったら、取り返しがつかない。
転職で大事なのは転職エージェントとの距離感
転職活動で大事なのは、「転職エージェントに利用されるのではなく、利用すること」かと思います、平たく言ってしまえば。
「転職は慎重に」とcmしている企業は、比較的他の大手よりはぐいぐい転職させるタイプではないので。短期間でぐいぐい転職させる大手に人材を取られたくないからのCMになっているのかなーと勘繰ったり。
「転職活動は慎重に」というのは、「転職活動を始めるのは慎重になる必要がありませんが、転職先を決める際には慎重に」だと私は解釈しています。
転職エージェントはセカンドオピニオン的に複数登録して、うまく利用させてもらうと、いい会社とのご縁に巡り会いやすいです。
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まとめ
「転職活動は慎重に」に関して、転職活動に失敗と成功した私の見解でした。
転職に一度失敗してしまい、「人生詰んだ」と落ち込んだ日々はなかなか結構つらいものでした。
転職エージェントに利用されず、よりよい企業に巡りあえることを願っています。
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